定員に達したため、申し込み受付を締め切りました。
秋田市委託 秋田市文化創造交流館(仮称)プレ事業
2020年秋、旧秋田県立美術館は秋田市文化創造交流館(仮称)に生まれ変わります。オープンに先駆けて、新しい知識や視点に出会い学び合うためのイベントや、創造力の発揮をサポートするプロジェクトなどを展開。その一環として「未来の生活を考えるスクール」を開催します。
9月7日(土)に開かれる第1回目のゲストは、型破りでユニークで趣味人な医師・稲葉俊郎さんです。稲葉さんは日々、医療者として病や人との対話を繰り返しています。その一方で、音楽や絵画などさまざまなジャンルとの接点を模索し、自らも絵を描き能を習うなど創造的活動をしています。そんな稲葉さんは、「すぐれた芸術は医療だ」と語ります。
「医療と芸術、いのちを呼びさます」と題したトークでは、よりよく生きるための医療とは、芸術とは、いったいどんなものなのか医師・稲葉俊郎さんに語っていただきます。聞き手は、南方熊楠研究者の唐澤太輔・秋田公立美術大学大学院複合芸術研究科准教授。
担当の宇野澤昌樹は、「別のジャンルだと思われている芸術、文化、医療は、実は同じベースを持っている。アートはなぜ生まれたのか、音楽はなぜあるのかなどを考えるきっかけにしてほしい」と話しています。どんなトークが繰り広げられるのか、ご期待ください!
お申し込み・お問い合わせは、NPO法人アーツセンターあきた
(TEL018-888-8137、info@artscenter-akita.jp)へ。
Profile
稲葉俊郎(いなば・としろう)
Profile
医療と芸術は、よりよく生きるために必要だった
医療と芸術って全然別のものだと思っていた。病院は体の調子が悪くなったときに行く場所。芸術は芸術家がするもので、それを見るのも一部の愛好家だと世の中では認識されている。でも、そうではないのかもしれない。医師である稲葉俊郎さんの著書「いのちを呼びさますもの」を読むと、医療と芸術は同じ根をもつ二つのあらわれだと思えてくる。
芸術は難しいとよく言われる。稲葉さんが語る芸術はもっとおおらかでしなやかなものだ。病院と同じように、生きるために必要なもので、切実なものでもある。たのしいものでもあるし、はげましてくれるものでもある。
医療という言葉が生まれる前から人間は痛みや苦しみを和らげようとなんらかの行為を行なってきただろう。芸術という言葉が生まれる前から、人は絵を描き、土地や歴史を語り、歌い、踊ってきただろう。それは「いのちの技術」だった。
稲葉さんの話を聴いて、私たちは「医療と芸術」を自分たちのものとしてとりもどす必要がある。現代の私たちが失ったものを知り、未来の生活を豊かにするために。いのちを呼びさますために。(宇野澤昌樹)
Information
未来の生活を考えるスクール第1回「医療と芸術、いのちを呼びさます」
■日 時:2019年9月7日(土)14:00〜15:30(開場13:30)
■トーク:稲葉俊郎(医師、東京大学医学部付属病院循環器内科助教)
■聞き手:唐澤太輔(南方熊楠研究、秋田公立美術大学大学院複合芸術研究科准教授)
■会 場:ほくとライブラリー明徳館2階研修室
(〒010-0875秋田市千秋明徳町4-4)
※ご来場の際は公共交通機関をご利用ください。
■入場料:無料
■定 員:50名(申込制)
※定員に達したため、申し込み受付を締め切りました。
■企 画:NPO法人アーツセンターあきた
■お申し込み・お問い合わせ先
NPO法人アーツセンターあきた(担当:宇野澤)
〒010-1632秋田市新屋大川町12-3 アトリエももさだ内
電話:018-888-8137 メール:info@artscenter-akita.jp
受付時間:平日9:00〜17:00
電話またはメールにて下記の項目をお知らせください。①参加者氏名・ふりがな ②参加人数 ③電話番号 ④メールアドレス(お持ちの方) ※定員に達した場合は、予約を締め切ることがあります。
【秋田市委託 文化創造交流館(仮称)プレ事業】
2020年秋、旧秋田県立美術館は秋田市文化創造交流館(仮称)に生まれ変わり、未来に向けて新しい価値を生み出す「文化創造プロジェクト」の拠点として、出会い、つくり、はじめる場となります。オープンに先駆けて、新しい知識や視点に出会い学び合うためのイベントや、創造力の発揮をサポートするプロジェクトなどを秋田市内のさまざまな場所で展開していきます。